飛燕荘の見学。

こんにちは。昨日あたりから突然寒くなりました。
遊工舎のめだかは餌をほとんど食べずに、石臼の下の方でとぐろを巻いています。
いくら温暖化とはいえ、石臼の中で冬を越せるのか、心配です。

めだかはさておき、今日は建築を見てきた話をしようと思います。
少し前になりますが、村野藤吾設計の「飛燕荘」という住宅を見学させて頂きました。
所長fufufuと同じ大学の先生が、その住宅の持ち主の方とお知り合いとのことで、特別に見せて頂くことができました。
1941年の竣工なので、もう築70年近くになる住宅です。




敷地の手前から眺めると、とても上品なたたずまいです。
実は部屋数も多く、とても広いのですが、大きさや広さによる威圧感を
訪れるひとに感じさせない配慮がなされています。
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内部についてはとても伝えきれないので、私の気になった「収納」を少しご紹介します。こちらの住宅、奥様の部屋や、娘さんの部屋、祖父さんの部屋など、沢山の部屋があるのですが、各部屋の住まい手をとてもよく考えた収納が作り付けられています。

ダイニングにはオーディオの類が収まる収納が壁に穴をうがつように設けられています。一ヶ所にまとめるという手法ではなく、収まるべき位置、高さにすっぽりと収められている感じがします。

浴室の隣に設けられた部屋では、一見、下見張り風の壁かと思いきや、引き出しでした。寝巻きやタオルといったものが収められていたのでしょうか。出す、直す、という動作が驚くほど心地がよいです。
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他にもいっぱいあって伝えきれないのですが、各々の部屋の使い方や雰囲気が伝わってくる収納たちがとても印象的でした。

実はこちらの住宅、もうすぐ解体されるのだそうです。
前回の有松の話に続き、もうすぐ姿を消す建築に出会う機会が多いようです。
長い時間を経た家は、見ている側はよいものですが、いろんなところを直しながら住まう、維持する、というのは実際には大変なことだと思います。
町並み保存を研究する上でも、しっかりと考えていかねばいけないな、とまた改めて実感するのでありました。

飛燕荘については、「中林邸」として、新建築社「住宅特集」2009年2月号にしっかりとした特集が組まれていましたので、そちらもどうぞ。
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by yuco-sha | 2009-11-04 21:11 | medaka のブログ

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